2014年5月22日木曜日

Let It Go 笠地蔵ver

降り始めた雪は わしなど消して
真っ白な世界に 六体の地蔵
笠が心に囁くのお
「このままじゃ足りなんだ」と

晦日に 笠など 誰にも売れはせんかった
そうじゃ かぶすんじゃ わしは

わしの 笠を 全てかぶすんじゃ
わしの 麻の 手ぬぐい足すんじゃ

2014年5月7日水曜日

最近ずっと聴いてるやつ

30代になってから聴いたバンドのなかではいちばん好きになりそう。
この曲は、散髪の帰りの道に、ゆるめにはめたイヤフォンで風の音もふくめて聴くと気持ち良さそう。
散髪のアフターアワーズに今度やってみよう。

歌集の風通しはこんな感じにしたいなあ。

【シャムキャッツ/AFTER HOURS】

今日活字になった歌

百歳が配るティッシュをスルーしてゲートボールへ向かう百歳

ダ・ヴィンチ『短歌ください』(2014年6月号)第74回「ティッシュ」 
(穂村さんの選評)
「いつかそういう日が来そうな気がします」との作者コメントあり。不気味な未来像ですね。現在と同じ社会システムのまま、年齢だけが上がっている怖ろしさ。

最近、老人短歌ばかり作っている気がする。
老人のあれこれに着目すると短歌ができやすい。

駅前でティッシュを配る人にまた御辞儀をしたよそのシステムに /中澤系

中澤系さんのこの短歌がとても好きで、
自分でも歴史に残るティッシュ配り短歌を作りたくて
ティッシュ配り短歌ばかり作っている時期があった。
駅前で、スクランブル交差点で、新装開店のパチンコ屋の店先で。
ティッシュ配りの一挙手一投足を細大漏らさず観察して作歌に励んだけれど、
ティッシュ1枚の価値も無い、ごみのような短歌しか出てこなかった。
受け取る側の視点から抜け出し切れず、
若い頃に一度もティッシュを配らなかった自分を悔やんだ。
いまさらティッシュ配りに転職するわけにもいかなかった。

そんな中でも今回の百歳短歌は、それなりに詠めた手応えがあったし、
穂村さんのコメントに「社会システム」という言葉を引き出せたことには満足。
系さんの短歌のアップデート版というほど格好いい出来ではないけど。

『短歌ください その二』を読んで、「『その三』では帯に短歌を載せてやる」と思って投稿を再開。
久々の投稿で不安だったので、今日誌面に名前を見つけたときは初めて載ったときのようにうれしかった。
初めて載ったときと同じで、木下龍也氏が同じ誌面にいたのも良かった。まあ彼は毎月いるけど。

次回テーマの「眼鏡」にはチャーミングな未来像の短歌を1首送ってある。
ぼんやりしていてペンネーム欄をふりがな欄と勘違いして「おかのだいじ」で投稿してしまったので不安。
万一それが帯の短歌になってしまったらどうしよう。

そんなことを心配しているヒマがあるなら歌集の構成を考えるべきだ、おかのだいじよ。

2014年4月26日土曜日

紅白短歌カレンダー(5月)

5月のカレンダーには、実山咲千花さんの短歌を使わせていただきました。

どうしても思い出せない色がありその空白を黒と名付けた /咲千花

実山さん、ありがとうございました。

イラストは安福望さんの手描きです。
あと7枚、誰の短歌がどんな絵とともに登場するのか、楽しみですね。




2014年3月24日月曜日

紅白短歌カレンダー(4月)

4月のカレンダーには、リオさんの短歌を使わせていただきました。
リオさん、ありがとうございました。

イラストは安福望さんの手描きです。
安福さん、いつもありがとうございます。



2014年3月7日金曜日

今日引用された歌

ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる
文芸誌「群像」2014年4月号 穂村弘さんの連載【現代短歌ノート 49 /想像では書けない歌】

まさか連続で載るとは思わなかった。(先月果物ナイフの歌
自分にとって大切な一首なので嬉しい。
僕以外の方の短歌もそれぞれ「想像では書けない」ものばかりで面白いので、
書店に寄られた際はぜひ読んでみてください。

この歌は以前、石川美南さんに日々のクオリアの一首鑑賞でも取り上げてもらった。

活字になった歌

コンコース深くに冬の夕光が ほら、きらきらの埃を連れて
日経歌壇(2月9日) 穂村 弘 選
この歌について、嶋田さくらこさんがTwitterでコメントしてくださっていた。
雑踏の中で「埃」だけが舞う世界。まるで誰もいないように。やわらかい光の色が広がる、音のない世界。「冬の夕光」という言葉の美しさに魅かれる。
さくらこさん、ありがとうございます。
嶋田さくらこさんのブログ「さくらんぼの歌」 歌集「やさしいぴあの」



満席の回転寿司は養鶏場みたいでふるえつづけるプリン
日経歌壇(3月2日) 穂村 弘 選
 (穂村さんの評)「回転寿司」の「プリン」のジャンク感。その成分の卵も「鶏」に繋がった。

新人賞に応募するためのストックを増やすのに必死で、投稿が全然できていない。
そんなケチくさい考えは良くないような気がする。 とにかく量を作ろう。