骨格の差異が答えとしてあれば答えあわせの抱擁である /小野みのり
並木道ゆく人の背に配られた木もれ日ひかる切符のように /橘高なつめ
林檎からうさぎを創り出すような小さな魔法に生かされている /松尾唯花
ぬばたまのzoffの眼鏡がこいびとの暗闇ばかり映し出すのよ /たえなかすず
夏の夜のフライドポテト聞き役の四人でずつとつまんでゐたり /濱松哲朗
分け合った炭酸水が体液になるまで君を見送っていた /鈴木晴香
おろしたての傘にまつすぐ雨は降る朝から好きなもの食べられる /山階基