2013年3月13日水曜日

短歌meetsMusic 43

世間から外れたような夕闇にひらくたんぽぽ四五輪がほど (石田比呂志)

meets (二階堂和美/宿はなし[くるり Cover])

短歌meetsMusic 42

うつむきてひとつの愛を告ぐるときそのレモンほどうすい気管支 (永井陽子)

meets (Joni Mitchell/A Case of You - live 1974)

短歌meetsMusic 41

なんとなくうまくいかない春だから河原で殴り合いをしようよ (魚住蓮奈)

meets(Ash/Kung Fu)

2013年3月11日月曜日

ファミコンのカセットほどに

日経歌壇に投稿しはじめたのは2011年の9月頃。
会社で日経をとっていたから。
当時は穂村さんが誰なのかも知らなかった。

比較的短期に結果が分かるので
調子をはかるバロメーターとしても使えるし、
新聞で活字になるのは結構うれしいので投稿を続けている。

日経歌壇ではいい歌によく出会うのに、
スクラップし忘れてそのまま思い出せないことが多いので、
ブログに書き残しておこう。

昨日刺さった歌はこれ。

ファミコンのカセットほどに軽くなり猫よこのまま死んでゆくのか (山上 秋恵)
日経歌壇 穂村 弘選(2013年3月10日付)

猫の死の質量のたとえとしての「ファミコンのカセット」が、
それ以外たとえようのないほどジャストな実感をもって伝わってきた。(30代以上限定?)
語感の軽さの効果もあるのかな。
穂村さんは「冒涜的なリアリティに惹かれた」と。
作者の山上さんは岡井隆選でもよく見かける日経歌壇の超常連で、
上句の流れからは予想もつかない下句を、想定外のリアリティで繋げてくる作風が印象的。

次の2首も良かった。

自分よりでかいチーズを見た日から猫に追い回されて生きてる (羹 昌浩)
同 穂村弘選

旧作に収録された新作の予告も既に旧作の夜 (木下 龍也)
同 穂村弘選

このブログのコメント欄への寄生にとどまらず、
先週はダ・ヴィンチでも日経でも木下さんと一緒になって、
いったいどこまで憑いてくるんだと怖くなった。


2013年3月10日日曜日

今日活字になった歌

地下街は地下道になるいつしかにBGMが消えたあたりで
日経歌壇(3月10日) 穂村 弘 選
今回は穂村さんの評は無し。
うたつかい編集長のさくらこさんがTwitterで感想付けてくれているのでそれを。
さくらこさんいつもありがとうございます。(さくらこさんのブログ さくらんぼの歌
(さくらこさん感想)
BGMは人がいなければ必要ない。人が消え街はただの通り道に。大阪のある二つの地下街を思う。一つはまだ熱を残した閉店後の地下街。もう一つはもう何年も冷え切ったシャッター街。
今日の日経歌壇は他にいい歌が目立った。
詳しくはこちらの記事を。



ところでこれは1月16日に投稿した歌。今頃載るとは思わなかった。
これまでの経験上、日経歌壇に載るまでの期間は
最短で13日、最長が今回の53日。
穂村さんの立て込み具合と関係があるのかないのか。

2013年3月8日金曜日

木下龍也自由律虚無俳句集 Vol.4

加速する更新頻度。

『木下龍也自由律虚無俳句集』は
4月14日の文学フリマで販売する予定です。


   その恰好じゃピクニックには連れて行けない

   なんだこいつらサンバイザーに操られているのか

   テント忘れて野宿決定

   箸がないことに海岸で気付く

   湯船では出港できないんだよ

   おまえがいも飴ばっかり買ってくるからだろ

   路上ライブCD売り始めたから帰る

   はやく出て行ってくれ拍手で手が痛い


2013年2月3日日曜日

今日活字になった歌

白というよりもホワイト的な身のイカの握りが廻っています
日経歌壇(2月3日) 穂村 弘 選
(評)
「イカ」のあの質感を「白というよりもホワイト的」とは見事な把握。