2015年3月6日金曜日

あたらしいプロフィール

木下龍也さんが、頼んでもいないのに僕のあたらしいプロフィールを考えてくれたので掲載します。


岡野大嗣(おかの・だいじ)

1980年、短歌神として大阪に生誕。57577のリズムで泣きながら分娩室で原稿用紙と鉛筆を請い、1000首の連作を編んだと言われているが、落雷により記憶がふっ飛び、以降31年間自分が短歌神であることを忘れ、寒い日にはニット帽(のちにこれは普通の人間に育てるため両親が与えた短歌制御装置であったことが判明する)を被り、雷を恐れながら普通の人間として暮らしていた。31歳を迎えた2011年1月1日、31という数字に何か引っかかるものがあり、Googleで検索してみたところトップに表示された31アイスクリームに興味を持ち、ピーコックストアー千里中央店に通い詰め31アイスクリームの虜となった。しかしまだ31という数字に何かしら引っかかるものがあり、ポッピングシャワーを縦横無尽に舐めまわしながら三十一と漢数字で検索してみたところコトバンクに表示された短歌という言葉を見つけ、ようやく短歌に至り、自分が短歌神であることを徐々に思い出し始め、31アイスクリームを一切口にしなくなった(ピーコックストアー千里中央店の美人店員さんとはまだ連絡を取り続けている)。その後は「結成当日解散型ユニット何らかの歌詠みたち」を結成したり、田中ましろ企画・制作の「短歌男子」に参加したり、第57回短歌研究新人賞次席を受賞したり、第一歌集「サイレンと犀」を上梓したりして、自分が短歌神であることを完全に思い出す日も近いのではないかと専門家たちの間では噂になっている。

1 件のコメント:

  1. 真実ばかり書いてしまってすみません。
    第二歌集のプロフィールはこれにしましょう。

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