2015年12月10日木曜日

ゆぶねさよなら

通過待ちであいてるドアの向こうから冬の工事の音がきれいだ

ひさかたのレイ・ハラカミの音色を選んで傘に跳ねるあまつぶ (音色:おんしょく)

映画から逸れた意識はこんなにも誘導灯を愛してしまう

単館上映を観終えてためていたあくびがきもちいい帰り道

人の痛みがよく分からないときがあります レジ応援おねがいします

ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら

ここからの坂はなだらで夕映えてムヒで涼しい首すじだった

ぼくの寝息をぼくが聞いてるインターの灯がしのびいる後部座席で


初出:2015年12月8日付 朝日新聞 夕刊(東京版)『あるきだす言葉たち』に掲載



2015年12月9日水曜日

あるきだす言葉たち

朝日新聞の文芸面『あるきだす言葉たち』というコーナーに、短歌8首の連作を寄稿しました。
「ゆぶねさよなら」というタイトルで、レイ・ハラカミさんの音楽や言葉を思いながら作りました。

朝日新聞デジタル版に会員登録すればぜんぶ読めます(無料会員でも大丈夫です)。
ぜひ読んでみてください。
こちら

2015年12月4日金曜日

今宵に名前をつけるなら

来年のことですが、耳に舌に美味しい朗読会にお呼ばれしましたので、お知らせします。
めぐる季節のごはんと言葉の朗読会_冬 「今宵に名前をつけるなら」
春夏秋冬、ごはんのメニューと言葉の読み手が入れ替わってゆく朗読会で、その冬の番です。


詩と、短歌と、詩と踊り。
どんな名前の夜になるか、楽しみです。

ちょうど一年くらい前、京都の名物書店「ガケ書房」さんがもうじき閉店(移転)するという頃に、まだ訪れたことの無かった僕は、一度は見ておこうと思ってお店へ行きました。
欲しい本がありすぎて目移りしながらも、本棚にぽんと面置きされている真四角の淡いグレーの冊子に引力を感じて、手に取りました。それは薄い詩集で、『耳の人』という名前で、その日の夜、手のひらににじみ出す汗をタオルでぬぐいながら、耳の人の動向を楽しんだことを思いだします。あの夜に名前をつけるなら、「たぷたぷとの邂逅」です。
その作者の西尾勝彦さんとこのような美味しい朗読会でご一緒できること、とてもうれしく思います。

2015年12月1日火曜日

現代短歌日本代表に選ばれました

歌人の山田航さんの編著による現代短歌のアンソロジー、
桜前線開架宣言 Born after 1970現代短歌日本代表』に、
岡野大嗣も掲載してもらうことになりました。

40人の中に選んでいただいて嬉しいです。
山田航監督、ありがとうございます。

まだ中身は読んでいないけれど、きっと読み応えも読みやすさもある本になっているはず。
今後しばらく、この本と『食器と食パンとペン』のセットは、短歌という広い海の湾口までをいざなう最良の水先案内人になる気がします。道中の会話が楽しくなりそうです。

『サイレンと犀』カレンダー 12月

生まれつき耳鳴りのある犀の吐く一夜にいちどきりのため息 /岡野大嗣

画像データのダウンロードはこちら

カレンダーの絵は『食器と食パンとペン』の安福望さんに描いていただいています。
歌集『サイレンと犀』も引き続きよろしくお願いします。



【A4タテ】


【A4ヨコ】


【iPhone5/5s 用】


【iPhone6 用】


2015年11月11日水曜日

ポッキーとプリッツ

藤 明日香さんと往復書簡ブログをしています。

ポッキーとプリッツ

季節に一度か二度の更新になると思います。
よろしくお願いします。

2015年11月7日土曜日

『サイレンと犀』ポストカード プレゼント企画

10月29日(木)から11月9日(月)までの期間中、
書籍『サイレンと犀』を読んだ感想をハッシュタグ「#サイレンと犀」を付けてつぶやいた方の中から抽選で30名様に、ポストカード5枚セットをプレゼントします。
感想は短くても大丈夫ですが、本に載っている短歌のうち、あなたのお気に入りの短歌をひとつ書いてもらえると嬉しいです。
当選された方には、TwitterのDMで案内をお送りします。
(キャンペーンに参加される際は必ず『サイレンと犀』のアカウント(@silentsigh1412)をフォローしてください)

ポストカード特典がAmazonにしかなく、書店で『サイレンと犀』を買ってくださった方にもポストカードをプレゼントしたいなあ、という気持ちから生まれた企画です。ぜひ気軽につぶやいてくださいね。

プレゼントのポストカードは、この5枚セットです。