2015年12月5日土曜日

わたしなりの耳鳴り

耳じゃない場所で鳴ってるイヤフォンはホムンクルスの口のようだね

Nujabesで耳をふさげば掃きだめの夜もワンオクターブ明るむ

真夏でもおしるこがある自販機のきれぎれに蛾のつがいはじゃれて

CDの傷に生まれる音に似た光が踊る夜の車窓に

のぞいたらもののみごとにからっぽでため息にまでエコーがかかる

祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪

夕立の雲間から陽がNo woman, No cryのリフレインのように

ロック板が下がってくのを見届ける正しく一人きりの仕草で

淀川をわたる鼓膜に滲みだす歌なつかしいころのくるりの

アンコール良かったね、ってひとしきりひたってもまだはしゃいでる耳

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