2015年8月10日月曜日

れすといんぴいす

雨の上がった気配のしてる窓の外の遠くでしてる音、踏切の

トイレにもクロスは貼られそこにNationalの灯りが産み落とす影

凄い速さで通過する駅のホームにもそれ相応の心臓の数

目洗いが高く吹き上がって虹のなりそこないを見せるから見る

焼香の上げ方が検索窓に残っててこれ、いつ誰のとき

楽しさのピークに入るあたりから雑になってくトートのなかみ

客電が落ちきったあと湧く私語の明るみ方は蛍に似てる

地下鉄の乗り場から吹き上げてくる風につつまれながら笑った

キャッチするつもりは無しで投げ上げた自転車の鍵 その先に月

吹かれれば二度と元には戻らずに済むとんこつの粉になりたい

れすといんぴいすれすといんぴいすフタの上で液体スープ温めながら


※初出:「とととと展」 葉ね文庫さん展示用 連作として

1 件のコメント:

  1. 偽キャベツつまりはレタス、本物のレタスつまりはキャベツ(自由律虚無俳句)

    返信削除