2015年4月18日土曜日

『文書1』と『ロストエイジ』

『新鋭短歌シリーズ』第2期第2弾の同期のよしみで、
伊舎堂仁さんとちょっとしたコラボをしてみました。

本日2015年4月18日にリリースされた、こちらのスプリットシングルへのオマージュになっています。


伊舎堂さんは『トントングラム』のプロフィール欄にも書いているとおり、LOSTAGEの音楽が好き。
僕は長谷川健一さんの音楽が好き。
(僕が半ば無理やりプレゼントした甲斐あって、長谷川さんは『サイレンと犀』を読んでくださり、こちらの12月30日の記事で犀のことを取り上げていただきました)

ということで、

僕は長谷川健一さんの音楽から想起した短歌5首(と音楽への感想)を、
伊舎堂仁さんはLOSTAGEの音楽から想起した短歌5首と散文を書き下ろしました。



データはこちらからダウンロードできます。
パソコンやスマートフォンの画面で読んでもらうのもいいのですが、B4サイズの紙でプリントアウトするとかっこいいようにデザインしているので、紙で読んでもらえるとなお嬉しいです。

セブンイレブンのネットプリントにも登録しておきましたので、お立ち寄りの際はぜひ。
予約番号 55925300  (4月25日まで)

1 件のコメント:

  1. ラップの歌詞その2

    「二億九千九百九十九万九千九百九十九匹の花道」

    幸せならば手を叩いて不幸せならば他人を叩いて
    はっきりしてればよかったんだけどはっきり言ってもうよくわからない
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは幸せなのか
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは不幸せなのか

    男が果てて女のトンネルで僕以前の僕は走り始めた
    生死をかけた精子の戦いと信じて必死に走っていたけど
    ゴールの瞬間ふっと振り向くとみんなはゆっくり歩いていました
    僕の疾走は失笑のなかで一等賞を迎えたんでしょう

    幸せならば手を叩いて不幸せならば他人を叩いて
    はっきりしてればよかったんだけどはっきり言ってもうよくわからない
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは幸せなのか
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは不幸せなのか

    再会の夜に酔っ払ってゴムを取っ払って腰を振り続けた
    愚かな男が主催のレースで僕は最高に最下位でした
    もう誰の尻尾も見えなくなってあきらめていたらゴールの手前に
    三億マイナス一匹がつくる長い長い長い花道
    卵子へゆっくり歩く僕に向けみんなはにっこりうなずいてました
    僕の疾走は同情のなかで一等賞を迎えたんでしょう

    幸せならば手を叩いて不幸せならば他人を叩いて
    はっきりしてればよかったんだけどはっきり言ってもうよくわからない
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは幸せなのか
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは不幸せなのか

    もしかしてゴールは本当のゴールはもっと向こう側にあって
    卵子はただの通過点だなんて言われたってもう手遅れだけれど
    劣等生の一等賞 それに理由があるならこれっぽいよなあ
    僕の疾走は勘違いのなか一等賞を迎えたんでしょう
    ただひとつわかってることはただひとつだけ言えそうなことは
    こんなの一等賞の人生じゃないでしょう まあどうでもいいけど

    声に乗せてやっとひかる言葉をあなたにぶつける馬鹿な僕だった
    あなたはふっとイヤホンを外して「なんか言った?」って首を傾ける
    僕らは理解し合えないだろうね 理解し合うのは奇跡なんだから
    奇跡は僕らに似合わない そう、奇跡は僕らに似合わないから

    音に乗せてやっとひかる言葉をあなたにぶつける阿保な僕だった
    あなたはやっと踊りを終わらせて「なんか言った?」って首を傾ける
    僕らは理解し合えないだろうね 理解し合うのは奇跡なんだから
    奇跡は僕らに似合わない そう、奇跡は僕らに似合わないから

    幸せならば手を叩いて不幸せならば他人を叩いて
    はっきりしてればよかったんだけどはっきり言ってもうよくわからない
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは幸せなのか
    幸せなのか不幸せなのかわからないってのは不幸せなのか

    ただひとつわかってることはただひとつだけ言えそうなことは
    こんなの一等賞の人生じゃないでしょう まあどうでもいいけど
    こんなの一等賞の人生じゃないでしょう まあどうでもいいけど
    こんなの一等賞の人生じゃないでしょう いやどうでもよくない

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