2014年1月23日木曜日

2 × 5

カップルという概念がイヴという概念に支払う宿泊費

あんぱんを缶コーヒーで流し込む刑事のようにチョコを待ってる

春がもう近くにいるね専用の機器で測ったわけじゃないけど

ひだまり、と美川憲一が言っているなにしろ春の只中だから


泣きたがる顧客のために新鮮な不幸を買いにゆくテレビ局

かなしみへ容赦なく降るフラッシュに「ご注意ください」とテロップは

内側がどちら側かは御自身の判断の上お待ちください

踏み込んでいくのはきみの自由だとそそのかすなよ点字ブロック

なんとなく裏返したら裏返り続けたままで死んだカナブン

戦前のアナウンサーの声質できみに最後の別れを告げる

1 件のコメント:

  1. こんにちは、あのときの梅干しです(自由律虚無俳句)

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