2013年2月18日月曜日

「つるの剛士の話題で持ちきりの町で僕はなんとか暮らしています」


長く音信不通だった友人から手紙が届いた。

友人といっても、実のところ、
この手紙の送り主が誰なのか僕はまだ分かっていない。
郵便受けを開ける瞬間によぎった
「長く音信不通だった友人から手紙が届いている」という
予感を引きずっているだけだ。

「彼」の名前は、雨にインクが滲んで読めない部分があり、
ちょうど姓と名の部分で一文字ずつ虫食いになっている。

●下●也。

小中高の卒業アルバムを見返して、
該当したのは2人。

一人は竹下真也で、※六年二学期に○○小へ転校 という注記が添えられている。

もう一人は中学の卒業アルバムの中に見つけた。
生徒ではない。
アルバムを閉じればP2一面に掲載されている校長の田村隆とキスをするように
P3一面に写真が配置されていた教頭、木下龍也だ。

竹下真也君とは一度も同じクラスになったことがないし、
木下教頭が個人的に僕宛ての手紙をしたためる理由はちょっと思いつかない。

「彼」はいったい誰なんだろう。

手掛かりを求めるように便箋に鼻を近づける。
嫌いな豚肉のにおいがした、ような気がして。



(続く) かも

3 件のコメント:

  1. 俺の机が校庭にあるのはなぜだろう(自由律虚無俳句)

    返信削除
  2. そういえば二次審査は三本しか残ってませんでした。

    返信削除
  3. 石けんで?

    今日読んで帰ります。
    まあ最後に残ればいいと思いますよ。

    返信削除